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犬夜叉完結編感想

公式動画配信9 「冥道の殺生丸」 

原作で初めてDEEPに「殺りん的展開」にスポットが当った事に、どれほど踊り舞いあがったかを思い出しながら視聴していました。

この回は大筋で、原作の流れそのまま。
昇天した桔梗さんに想いを馳せる、犬一行。

この場面での「主役」は鋼牙君だと私は思います。
「狼」の特性なのかな? 物凄くかごちゃんに一途。
かごちゃんの気持ちが鋼牙君にない以上、それを受ける訳には行かないんですよね。
そう言う意味では、かごちゃんも一途です。
犬夜叉と桔梗さんとの絆を知った上でも、犬夜叉が桔梗さんを「選んだ」あの時点でも、それでも犬夜叉の側にいたい! と願ったかごちゃん。
現代っ子でもありポジティブな性格でもあるから、はっきりした態度として「ヤキモチ」になったりするのかな?

桔梗さんへの反発は、犬夜叉の「恋人的立場」と言うより何と言うか「死人」だから仕方がないとしても、悲壮なまでの孤高さなのかも。
それがネガティブに感じられて、「合わなかった」んだろうなぁ。
それが桔梗さんの最後の最後で、ようやく本当に解り合えて、これからっっ!! と言う時だったので、かごちゃんにしても喪失感が大きいんです。

犬夜叉は二度も桔梗さんを死なせてしまった事を悲しんでいる。
でもこの悲しみは、犬夜叉に取っては必要な事。
なぜなら、桔梗さんは50年前に「死んで」しまっているから。
「死人」の桔梗さんは、在ってはならないモノ。

死んでいるのに、そこに在る。

「理」を歪めてしまっているから、いろんな関係が歪んでしまうんですね。
なので、あの桔梗さんの最期は50年前の桔梗さんにとっても幸せな最期だった。
その魂は満たされ浄化された魂として来世に旅立っていった。
残された者は、存分に悲しんでその「死」を受け入れ、やがて自分の力で立ち上がり未来に向かって歩き始めるのです。

かごちゃんの悲しみは、桔梗さんを救えなかった事。
その想いの中には、もっと早く自分が桔梗さんの事を判って上げられれば、こんな事にならなかったのに… と言う後悔の念も含まれています。
自分が桔梗さんを救えなかった事で、犬夜叉を悲しませている事もあります。
そして自分の好きな犬夜叉が、桔梗さんを愛していた事実にも。

それを鋼牙君はちゃんと知っていました。
誰よりも悲しんでいるかごちゃんの側にいたい気持ちを持っていても、その悲しみを癒してやれるのは自分ではないと知っている。

不本意な形で生き永らえてしまった自分だけど、四魂の欠片も取られ戦力ダウンした自分が犬夜叉達と同道して、もし今度こそ自分が死んでしまうような事になったら、その時のかごちゃんの悲しみを思えば、ここで別れるしかなかったのでしょう。

本当に男らしい去り際の鋼牙君でした。


さて、そろそろ本題へ(笑)

空を見上げ何をか探している風な殺生丸。
その様子を見ながら交わす邪見とりんちゃんのやりとりが、この一行の癒しパワーv
一方、殺生丸に拾われた琥珀君は昨夜の「光」に桔梗さんの最期を悟り、一人後悔の念にかられています。
そっとりんちゃんが、「ごめんね、琥珀。巫女様のところに連れて行ってあげられなくて」と言う台詞にふわりとした温かいものを感じます。

そして、ここからが今回のメインイベント!!
ご母堂様の登場です(^^♪

空の高みに妖しげな影を見つけ、地を蹴り飛翔します。上昇する間にその姿は本来の、強大な妖犬姿に変化。探していた影も同じく強大な妖犬、しかもその額には殺生丸と同じ月の紋章を頂いています。
妖犬姿の二頭は上空で牙を向き合い、威嚇しあいながら地上へと大きな衝撃音を響かせ着地。もうもうと舞い上がる土ぼこりが収まるころ、そこには人型に戻った殺生丸に良く似た面差しの貴婦人と殺生丸の姿。

我が主の名を呼び捨てにする貴婦人に、お前は誰だ!? と誰何する邪見の耳に飛び込むこの一声。

「おおかた父上の形見の天生牙の話だろう。この母を尋ねてきたということは…」

ご母堂様っっ!! と叫んだチョーさんのあの演技は、もうそのまんまイメージ通りでした♪

場面は変わり、ご母堂様の天空城。
なんの説明もありませんが、多分このお城はご母堂様の持ち城だと思われます。
お嫁入りの時の持参(?)、みたいな。
闘牙王は西国は治めていても、案外こんな風な「お城」は持ってはいなかったかも?
自由気ままに野山を駈けて、気が向いたら百鬼夜行の先頭に立って都大路を闊歩していたのかも知れませんねぇ。
で、たま~に自分の「妻」のところに通ってくる、と。
いかにも平安貴族的な感じだったかもですね。
妻が「家」を守り経済的な物を支え、夫は権力(地位)的な成功を甲斐性とするみたいに。
まぁ、闘牙王ほどの大妖ならば、大抵の要求は通りそうなのであまり経済的な事は問題ないかな?
屋敷にしても、自分を慕う眷属の所を転々と居候しても様になりそうだし、最終的にご母堂の所に戻れば良いんじゃない、って感じで。

殺生丸も幼い時は、このご母堂様のお城で育ったんだろうな。
だけど基本的に妖犬族は単独行を好み、野山を移動しながら生活する生態のような気がします。
「犬」であって犬でない、あえて「狛犬」と感じさせるのはそんな所にも所以があるのかもしれません。
狼の本能に従い「群」を大事にし、群が単位になる妖狼族との大きな違いですね。
なにしろ「犬夜叉」と言うタイトルでありながら、その主人公の属する一族の話題なんて、もっぱら殺生丸と巨大な髑髏姿の犬父&牛の踊り食い中の飛行姿の狛犬(?)と、今回のツインテールのご母堂様だけ。
殺生丸にしろ犬夜叉にしろ、どんだけ背景がないんだ!! って気になりますね。

その分、二次的には妄想のし放題なのですが(^^)

ご母堂様もその喋り方・声質・演技、どれを取ってもイメージ通りでした!!
最初の気のない様子の

「殺生丸。そなた…、人間が嫌いではなかったのか?」

から

「エサにでもするつもりか」

までの、気だるげで抑揚のない感じがいかにも妖怪っぽいv
それから殺生丸の問いに答えて、闘牙王の言葉を淡々と(でも明らかに面白がってvvvv)畳み掛けるように伝える、独特のリズムでの口調。
それに殺生丸が一言口ごたえするように言うなり、ぎらりと牙を向いたような口調で

「ならば、楽しませてもらおう」

この辺りの台詞の口調の変化・緩急の付け具合、もうこの方を置いてご母堂様を演じられる方はいません!!
私の脳内イメージ、そのままのご母堂様です♪

冥界の犬をけしかけて、りんと琥珀を連れ去らせ冥道の中に足を踏み込ませるように仕組むご母堂様。白々しく

「冥道が閉じたら最期、生きて戻っては来られない。ああ、だから行くなと言ったのに」

と、よよよっとばかり寝椅子に身体を投げ出す演技のご母堂様。
ご母堂様に関しては、もう本当に原作のイメージのままです。

「小妖怪」
「は!? 私!? 邪見と申しますが…」
「あの小娘は、殺生丸の何だ?」

あ~、ようやくそれを聞いてくれるキャラが現れました!!

殺りんファンとしての、答えはもうそれぞれの胸の中で出ているんですよね。
でも、公式にではいまだ曖昧なこの二人。
いえ、もちろんこの時点で明らかな恋愛要素があっちゃ、ひじょーにマズイのはマズイ!!
りんちゃんの殺生丸様大好き!! 絶対、信じてるからねっっ! (…何を^_^;)な気持ちは、りんちゃんの殺生丸への振る舞いを見ていればわかります。
それに対し、殺生丸はりんちゃんをどう思っているか?

端的に言えば、「りんちゃんは殺生丸に取っていてもいなくてもよい存在なのか?」って事を、ご母堂様は「あの小娘は、殺生丸の何だ?」って言葉で聞いている訳ですね。
それを邪見の、自分よりずっと優遇されていると言う言葉を聞いて、あの一言を口にする訳です。

「小娘は死ぬぞ」

なんと言うか前々から思っていたのですが、りんちゃんは天生牙に選ばれた存在なんだろうなと。
りんちゃんの死から、殺生丸と天生牙の成長は始まっているように思うんですね。
天生牙が「癒しの力」を発揮出来るのは、鉄砕牙と同じ、その使い手に「心を動かされる相手(人間?)が現れた時」
なので、ご母堂様の前に人間の子どもを二人連れて現れた時点で、殺生丸が心を動かした相手がいるんだろうなと解っていたと思うんですけど(笑)

ここで

「あの小僧は~」

と口にされたら、ご母堂様、貴女はご自分のご子息の「趣味」をどうお考えになってるんですっっ!? な事になるんですけどね(邪笑)


* * * * * * * * * * * * * * * * * * *


あ~と、アニメを見ていて思ったのは、冥界に入ってからの殺生丸の動きかな?
原作ではほんの3~4ページのバトルシーンなので、コマ数が少ない分物凄くスピーディーな感じだったんです。
それこそ、瞬殺!! って感じ。
アニメでは割と細かく動きが入っていたせいか、丁寧な描写がそのスピード感を殺していたような印象なんです。
うん、そういえば凄愴な「生きているものの立ち入りを拒むような感じ」は薄かったような?

削られた台詞やちょっとした表情の変化で、原作から感じられた「静」の中の激動感のようなものの印象も、ですね。
ご母堂様の演出・演技が原作から予想した理想のまんまな分、その違和感が大きく感じられました。

「出ておいで、殺生丸」

この台詞、ご母堂様の声を実際耳にするとまるで「隠れんぼ」をしている子どもに呼びかけているみたいv 母親の余裕を感じます。
その誘いを殺生丸が一蹴すると、たちまち拗ねて

「ちっ! あんな奴、もう知らぬ! 戻ってこなければいい」
「母の親切を無駄にしおって。まったく可愛げがない」

と吐き捨てる。
可愛すぎます、ご母堂様♪
この一連の騒動が、全て闘牙王とご母堂様の筋書きなのだと仰っているも同然です。

冥界の主に攫われたりんちゃんを取り返すべく、冥界の更なる闇に踏み込む殺生丸。
殺生丸ほどの大妖が、「己」の為ではなく他者の為に振るう天生牙は、初めてりんちゃんの命を救った時よりも、きっと何倍も「この世の者では無いモノを切り捨てる力」が増しているんでしょう。

もっと「この力」に的を絞って振り返ると、火の山の門番・牛頭馬頭の言葉にも繋がります。この世の境を越えようとするものを石にしてしまう門番を、ただそこに在るだけで跪かせたのは殺生丸だけです。
このワンシーンからも、殺生丸はただの殺戮に塗れるような妖怪じゃないんだろうなと思っていました。

あっけないほど簡単に冥界の主は斬り倒され、りんちゃんの体はくるりと中空で回転して殺生丸の腕の中に収まります。
このくるん! とした感じがりんちゃんらしくて可愛いvvv
しっかりとりんちゃんを抱かかえる殺生丸。
目覚める事を念じて、りんちゃんの顔を見つめる真摯な眸。

最初、「小娘は死ぬぞ」と言った時のご母堂様は余裕でした。
そう、死んでも天生牙で生き返らせる事が出来る事を知っているから。
冥界で死んだりんを助けるために「癒しの天生牙」を振るう。
助けたその存在を護る為に、冥界から決死の覚悟で脱出を試みる。
その結果、冥道残月破が成長すると踏んでいたご母堂様。

生き返らないと気付き、邪見にりんは一度命を天生牙で繋いだ事が有ると聞き出し、沈んだ口調と少し心配気な表情で言ったのがこの台詞。

「知らなかったのか? 天生牙で命を呼び戻せるのは一度きりだ」

…ご母堂様も、本当にりんちゃんを死なせるつもりはなかったんでしょう。

亡者の山の谷間にりんちゃんを抱えて立ち尽くす殺生丸。

( 救えんのか? )

疑問系で…

( 救えんのか! )

静かに滾るような怒りを込めて

こんな事態は、ご母堂様の否、闘牙王の計算違い。
この台詞もアニメでは削られていたのですが、

「天生牙を捨てたか…。刀の成長とやらの為に、冥界に踏み込んでおきながら…」

この一言に思いが篭っているように感じます。

冥界の底で息絶えたりんちゃんを腕に、殺生丸は「何が大事か!?」を悟ります。
それは、今までひたすらに「力」を求めてきた殺生丸に大きな意味をもたらします。

( 天生牙――、こんな物のために―――― )

( りんの命と引きかえに、得るものなど―――― )

( なにもない!! )


真の天生牙の使い手として、殺生丸が覚醒した瞬間です。


殺生丸の心を受けて、天生牙は今までにないほどの清浄な光を溢れさせます。
りんちゃんを通して、今までなら虫けらのような見下していた他者へ初めて「慈しみ」を抱きます。

救われたいのか、と。
りんと同じ、お前達も救われたいのか、と ――――

天生牙の力と殺生丸の心が共鳴した時、冥界の底に浄化の光が溢れます。
神聖で、冷厳な光景。

……でもね、ちょっとだけ残念な部分が^_^;

光の溢れ方が力強すぎたかなぁと。
キラキラしたひし形の星がたくさん飛んでいるのが妙に気になってしまって、BGMもジャ~ンっっ!! とした感じの強さがあって……。
こう、もっとすっとした感じの演出で見たかったかなぁ…。

ごめんなさい。
他作品と比べちゃいけないんですが、「夏目友人帳」の浅葱の琴の回の、夏目に憑依した浅葱が琴を弾く場面のような演出であったらもっと良かったよね、と思っちゃって…。

場面は変わり、りんちゃんを腕に冥界から帰還です。
ご母堂様は冥界に踏み入ったら戻って来れないみたいに言ってましたが、殺生丸は冥道を「開く」事が出来るんですから、そんな心配をしなくても自力で帰ってこられたんですよね。
三日月型の冥道でも、そこそこ大きなものなのでごそごそと狭い所を抜け出してくるような無様な格好は晒さずに済むし。

冥界での心の成長が、冥道の大きく成長させました。
息絶えたりんちゃんをご母堂様の寝椅子の上に横たえ、こうなる事を知っていたのかとご母堂様に詰め寄る殺生丸。

ここからは、ほとんど原作に忠実に再現されています。
この場面では、邪見ことチョーさんの演技がきらりと光ります。
笑いを誘いつつも、殺生丸の心情・自分の胸の中の悲しい思いなどがひしひしと伝わってきます。

その様子を見、りんちゃんを助けるご母堂様。
普通の人間が冥界に入ると、「命」を抜かれる感じになるのかな?
で、命を抜かれた人間=亡者ってこと?
あそこにいた亡者は、それ以前にこの世で病気や戦やなんだかんだで命を失ってしまった者。りんちゃんの命は抜かれてまだ冥界にあったから、冥道石でお取り寄せしたんだね。

息を吹き返したりんちゃんにそっと触れ、上擦った(笑)声で

「もう、大丈夫だ」

ここは難しい所だと思います。
曖昧さが「味」なこの二人なので、どう演じるかが大事。
感情を込めすぎて、いかにも「りんちゃん命!」になってしまっては、どんなにかっこよくシリアスに決めても

「ああ、あのロリコン妖怪v」

と言われるのは避けようがなくなります。
完結編では、殺生丸の心の成長も大きなテーマ。
まだまだこれからも、潜り抜けないといけない試練が待ち構えています。

……この感想を書いていたら、ちょっと他に思う事が出てきたのでそれはまた別の機会に、「考察」としてあげようと思います。
まぁ、十分これも感想というよりも考察塗れな気がします。

アニメ視聴期間が2日間と短い為、原作本を傍らに置いて感想を書いていたら「アニメ感想」ではなく、こんな考察もどきの長文になってしまいました。
「アニメ感想」の視点で、次はもう少し短く書きたいと思います。





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