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犬夜叉完結編感想

公式動画配信7 「梓山の霊廟」 

原作と突合せをしなければ、もうそのまんま原作がアニメになった! と言えそうな回でした。
かごちゃんが桔梗さんと犬君が居るお堂から出て来た時の、あの雰囲気(笑)
ご機嫌斜めなかごちゃんをおっかなびっくり様子伺いをしている犬夜叉の、マンガ的『どきどきどき』の描き文字まで再現していましたね。
アニメスタッフのノリの良さと、原作を大事にしている感じが伝わって嬉しくなります。

さて、今回のアニメ感想は、いつもにも増して考察色の強い内容になっています。
相も変わらず長文ですし、『考察』寄りな為、かなり書き手の志向性が表れたものになっています。
場合によっては、読まれる方の気分を害する文言もあるかもしれません。
この文章の書き手は、かごちゃんも桔梗さんも同じくらい好きな人間が書いている事を前もって断っておきたいと思います。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * *

この物語の基本要因でもある、犬夜叉を挟んでの二人の女性の存在。
自分の好きな人(?)は、自分の事も思ってくれているようだけど、自分の前にいる『大事な人』の存在が大きすぎて、自分は『側にいるだけ』の存在のように思えてしまって、焼き餅や嫉妬や敵対心などが溢れそうになって……。
この回は、そんなかごちゃんの胸の中のどろどろしたものが曝け出される話です。

かごめと桔梗。

ともに『犬夜叉』を想う二人。
犬夜叉もまた、どちらをも想っている。
想いの深さや色は違っても、間違いなく真っ直ぐに二人のヒロインを。
それが、『二股犬』と呼ばれる所以。
その影響もあって犬夜叉ファンの中でも、ダブルヒロイン物にありがちなヒロイン闘争があります。

……私は、犬夜叉を挟んでの愛欲塗れのかごちゃんvs桔梗さんという構図が苦手なんですよね。
特に、どちらかがいなければ良いのに! と、相手の存在を否定するのが私的には受け入れられなくて。
「戦国御伽草子犬夜叉」と言う物語の、骨子に関わる部分ですからね。
かごちゃんが桔梗さんの「生まれ変わり」なのは。
桔梗さんがいなければかごちゃんも『存在』しない、くらいに考えてこの物語を楽しんでいた私ですので、どちらかのヒロインを否定してしまったらもう楽しめなくなるなぁと。

かごちゃんと桔梗さんの関係は、まさしく「まちがいの狂言」の詠いそのままの関係なんだなと思っています。
すごくツボに嵌まった謡いの歌詞なので引用させてもらいます。

―――――――― 

ややこしや ややこしや
ややこしや ややこしや
ややこしや ややこしや
ややこしや ややこしや

わたしがそなたで そなたがわたし
そも わたしとは なんじゃいな

ややこしや ややこしや
ややこしや ややこしや

おもてがござれば うらがござる
かげがござれば ひかりがござる

ややこしや ややこしや
ややこしや ややこしや

ふたりでひとり ひとりでふたり
うそがまことで まことがうそか

ややこしや ややこしや
ややこしや ややこしや
ややこしや ややこしや
ややこしや ややこしや
ややこしや!

――――――――

この狂言の「二人」は双子ですが、かごちゃん達の場合はもっと複雑かも。
『過去』の自分と、『未来』の自分。
魂は一つでも、人格や性格は似た部分もあり反発する部分もある。
相手を全否定しようものなら、『自分』さえも否定しなくてはならなくなる、そんな関係。
真面目に考えるとなかなかに深いものがあるのですが、この感想を書いているのはどこか腐った同人頭の持ち主ですから、つい

「や~ん、どっちも好きだから犬夜叉のせいでドロドロの二人なんて見たくな~いっっ!! 本当なら、もっとお互いの事が判りあえる筈の二人なのに!」

って気持ちが強くて、私の中では桔梗さんとかごちゃん、実は『良い仲』です^_^;
犬夜叉が焦るくらいに(大汗)
原作のこの展開で以前、妄想爆裂な百合設定のかご桔書いたくらいv

かごちゃんが桔梗さんを助けるために頑張る姿は、応援していても力が入ります。
桔梗さんの厳しい言葉と眼差しの中には、かごちゃんへの信頼と『情』のような物を感じて、萌えてしまったり♪

かごちゃんの『負い目』の心が作り出した『嫌な桔梗さん』に逆切れするかごちゃん。
原作を読んだ時点で感じた、ちょっと『う~ん…』な印象もそのまま再現された回でした。
年齢が上の分、桔梗さんの方が先にかごちゃんを受け入れていたように思えました。

ただ、物言いが厳しいし人に馴染むタイプの性格でもないし、その辺りが溝になっていて素直にかごちゃんへ自分の気持ちを伝えられていないような感じですね。
かごちゃんは、まぁ15歳相当の現代っ子らしい感覚で、嫌なものは嫌! やるべきことはやるっっ!! ってはっきりした性格だから、ソリが合わないところがあるんだろうなと。

犬夜叉が間にいるから繋がりが生まれ、だからこそ反発もする二人。
本当にややこしいことです。

冷静沈着、常に『破魔の巫女』であろうと『自分を抑え続けた』桔梗さん。
直感的で桔梗さんよりも破魔の力は上であろうに、その力を使いこなせず負い目を感じつつも『自分らしく常に前を向いて歩く』かごちゃん。

まさしく、一つの魂の中の陰と陽。
どちらかが欠けては、バランスを崩しそこに『在る』ことが出来ないもの。
そのくらい私の中では『二人は一つ』と言う気持ちも強くて、そのせいか犬夜叉が二股をかけているようにあまり感じられなかったんですね。
それぞれがそう思うから、そうなっちゃう訳で。

正直、犬桔かごの三人に関しては、もうそれ以上の関係を考える事はスルー。
そういう三人なんだって割り切ってしまいました。

この回の冒頭に、奈落が鬼蜘蛛の『人間の負の心』を取り込むシーンがあります。
桔梗を殺す為に必要な、『人間の負の心』
このあたり、色々考えてしまうところです。

奈落は他の誰よりも、桔梗『しか』見ていないんですね。
いくら桔梗さんの生まれ変わりだと言われても、かごちゃんじゃダメなんです。
以前は桔梗さんの命を狙う奈落に対し、桔梗さんは奈落の繋ぎになった鬼蜘蛛の桔梗さんに対する執着心が染み込んだ土を使って結界を張っていました。

それぐらいに、鬼蜘蛛の桔梗さんへの邪恋かもしれませんが執着心は強かった。
それが今回は、その桔梗さんを殺すために鬼蜘蛛の持つ『人間の負の心』が必要になった。
鬼蜘蛛が桔梗さんを殺す事に同意したってことですよね?
それはもう、どうしても自分の手に入らないものだから…、ってことなのかな?

可愛さ余って、憎さ百倍?

多分、そういう事なんでしょうね。
桔梗さんを自分の腕に抱いた時の奈落の顔に浮かんだ笑み。
大好きな桔梗さんの最後の最後に、その胸を占める想いは全て自分への憎しみと嫌悪感と敗北感、そんな『自分だけへの想い』でいっぱいにして、そう犬夜叉の事など一欠けらも残っていない状態で殺してしまうことで、桔梗さんを独占したかったんじゃないかと。 

完璧な巫女であろうとした桔梗さんは、その禁欲的な生き様故にいつしか『負』の心を抱え込んでいたようにも思うんです。
鬼蜘蛛が惹かれたのは、そんな桔梗さんの負の部分。
それに対しかごちゃんは、陽の心の持ち主。
嫉妬や妬みなどのドロドロした部分も持っているけど、それを自分自身認め白日の下に曝け出せる強さを持っている。

今回の梓山の精霊がかごちゃんの心を試した時もそうでした。
『嫌な桔梗』はかごちゃん自身の『負の心』が作り出した幻影。
それに気づいた時、かごちゃんを絡め取っていた奈落の蜘蛛の糸(=負の情念?)は切れました。
これってかごちゃんが過去に桔梗さんがした嫌がらせのようなものや、自分を殺そうとしたことも含め、『今の桔梗さん』を見て『過去の事』と吹っ切れたって事かな。

かごちゃんはとてもポジティブな少女なので、過去よりも今を、そして未来を見ている。
だからこそ今出来る事を、今やらないといけない事を、何が何でもやり通そうとする。
『今」の積み重ねが、『未来』になるから。

桔梗さんには、『過去」と『今』しかもう時間がないんですよね。
蘇りたくも無いのに無理やり蘇らせられた『死人』だから。
もともと、『この世』に存在してはならないモノ。
かごちゃんの魂の中で、犬夜叉を信じ切れずに憎み封印してしまった事を忘れたまま、眠っていたかった桔梗さん。

かごちゃんのポジティブさは、そんなネガな部分を桔梗さんが持っていってくれたからかもしれません。

そんなシリアスな展開にも関わらず、一服の癒しを与えてくれる殺生丸一行の登場もあります(^^♪
琥珀の四魂の欠片を穢さぬよう、桔梗は自分から琥珀を遠ざけ結界の中に隠していたのに瘴気の傷が広がった事で霊力が衰え、白夜に見つけられてしまいます。
直接四魂の欠片に触れることは出来ないので、無数の毒蛇をけしかけ琥珀を甚振ることで、つまり『人間の負』の心を増殖させる方法で欠片を穢そうとする白夜。
そこを通りかかった殺生丸にいきなり切り付けられ、一旦引く白夜。
琥珀を気遣い、その身体にふれようとしたりんを「毒蛇だ」の一声で留める殺生丸。

その後からのテンポが、このご一行ならではの癒し効果vvv

「でも、邪見様が噛まれた~」
「助けて、殺生丸様~~~」

何も言わず、振り返り小さな二人を見る殺生丸。

そうして琥珀ともども、その場から立ち去り、どーやって助けたのかは明らかにされないままこの後琥珀君は、殺生丸達と行動を共にするようになります。

いや~、この「犬夜叉完結編」はどの回も作画的なものは、ほぼ満点ですね!!
今回も、どのキャラも綺麗で場面構成も丁寧でした。
なによりも原作の雰囲気そのままなのが嬉しいです!

色々な大人的事情による原作詰め込み状態から脱してきた、その初回とも言えるこの第7話。
事情が許せばもう少しゆっくりした展開でもと思いますが、いや今この逆境の中だからこそ、スタッフ全員関係者全員の総力を結集して『戦国御伽草子犬夜叉』の最高のエンディングを創り上げたい!! と言う意気込みを感じるのです。
人はぎりぎりの状態に追い込まれた時、その胸に「これは絶対譲れない!!」と言う想いを持っていれば、思いもかけない力が発揮出来るものだと私は思います。

「犬夜叉完結編」の放送状況を見れば、情勢の変化で「お蔵入り」になっても仕方がなかったかも? とすら感じています。
それを無理を承知で企画を通し、大幅に変更になった予定を必死で調整し、放送枠を確保して…、と思うと、作品そのものを楽しむだけではなく、この作品に関わる関係者全てにありがとうと言わずにはいられない気持ちになるのです。

すでに放送済みの第8話、第9話もとても楽しみです!
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