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週刊犬夜叉感想(再録)

2008.1号 533話「玉の気配」 

今週は犬君達メインのお話。
私はてっきり「四魂の玉」を吸収した奈落が、「四魂の玉」化したのかと思いました。
でもかごちゃんの言葉によると、そのままの形でこの球形蜘蛛体の深奥にあるらしい。
見方を変えれば、この球形蜘蛛体は、四魂の玉のガードのようなもの? 結界に近いのかもしれませんが。

そうしてみるとここでの力関係って、明らかに四魂の玉 > 奈落、って事になる?
奈落は自分が「望んで」犬夜叉達と闘っていると思っているけど、本当は四魂の玉の傀儡に成り下がっているのかもしれません。
その四魂の玉の「主」が、曲霊? なのかなと。

四魂の玉の中の霊的パワーバランスを、時系列で追って見ると

四魂の玉、誕生時。
直霊=翠子の魂 VS 曲霊=有象無象の妖怪の魂+翠子に想いを寄せていた男の邪恋心。
で、ほぼ50%:50%。

流転期~桔梗の手に届くまで。
数百年間この世を流転してきて、「力」を求めた武将や妖怪達の欲に塗れ重度の穢れをまとって桔梗さんの手に。この時点では

直霊=翠子の魂+桔梗さんの巫女パワー VS 曲霊=曲霊(有象無象の妖怪の魂)+翠子に想いを寄せていた男の邪恋心。+数百年間の人間・妖怪の欲や邪気。

そして桔梗さんの時代も戦国の世であれば人の欲も醜く渦巻き、戦で殺された人々の無念の思いも邪気として満ちていた。
それを四魂の玉が取り入れない訳もなく、桔梗さんは常に四魂の玉を清め続け他の誰の手にも渡る事のないよう、「護っていた」
パワーバランス的には、40%:60%くらいになっていたかも。

そして、ここで犬夜叉の登場。
犬夜叉と桔梗さんが恋に落ちるように仕向けたのも、「四魂の玉」の仕業だったんですね~、実は。
実際、犬夜叉は「本物の妖怪」になるために四魂の玉を求めていた訳だし、その結果が桔梗さんとの出会い。
桔梗さんも犬夜叉自身が「邪」なる存在ではなかった為にうっかり(?)心を許してしまい、恋心と言う女の子らしい『欲』が芽生えてしまった。
そして、犬夜叉を『人間』すると言う自分の恋の成就を願ってしまった。

ここで更に四魂の玉は鬼蜘蛛を連れて来て、桔梗に巡り合わせた。
そうした舞台立てをした上で、鬼蜘蛛に誘いの声をかける。
桔梗さんと犬夜叉のデートシーンを見せつけながら。
嫉妬の狂った鬼蜘蛛の邪念は四魂の玉に物凄いパワーを注ぎ、ここに四魂の玉の『分身』とも言える『奈落』を誕生させた。

…って考えると、あの桔梗さん&犬夜叉の悲恋の影に、四魂の玉ありって事になりますね。
いや、まぁ 最初からそう描かれていましたが。
この時のパワーバランスはほぼ10%:90%まではいってますよね。

桔梗さんが自分の死体と一緒に四魂の玉を燃やせ、と言ったのは清めの巫女としての最後の勤めを果たす為。
そして時空を超えた四魂の玉は、『邪』なものの影響をシャットダウン出来る力を持つかごめの体内で、その『邪なる力』を眠らせる事になる。
かごめの体内で、そして平穏な日常の現代で少しずつ四魂の玉も清められ、清浄な輝きを見せるようになっていた。
ここでまたパワーバランスは50%:50%くらいまでに待ち直していたのかな?

時が来て、かごちゃんは四魂の玉に導かれるように戦国時代にタイムスリップ。
初めてかごちゃんの体内から出てきた四魂の玉は、それは綺麗な光を放っていました。
しかし、桔梗が死んでからこの世から失われていた四魂の玉が戻ってきた事で、その気配を察知した妖怪達が次から次へと襲い掛かってきます。
玉の中の「陰」の部分が戦国時代の「負」の空気に触れて活性化し、欲に塗れた妖怪達を呼んだからでしょう。

珊瑚ちゃんから聞いた四魂の玉の伝説がその通りだとしたら、今でもその玉の中では翠子の魂と妖怪達の魂が「闘い」続けている訳です。
と、ここで一つ疑問が。

この場合の「闘い」そのものは、陰でしょうか? 陽でしょうか?

翠子の願いである妖怪を「滅」する事は、本当にそのやり方が正しいのか? と言う、根本の所に戻っては行かないでしょうか。
もし、その行為そのものが「陰」であれば、四魂の玉は常に「陰」のより近い位置にあるものなのでは、と考えたのです。

四魂の玉は陰陽半々の力を、その時と場合に応じてほんの少しその傾きを変える事がある。
それ以上の「傾き」を与えてはならないもの。

かごちゃんの体から飛び出した時点で、パワーバランスは45%:55%くらい。
そして何よりも「四魂の玉」そのものがかごちゃんの側から離れたいと願ったとしたら…。
死舞烏に持ち去られようとした四魂の玉をかごちゃんに巫女の矢で打ち砕かせたと考えたら、どいうかな? 
あの時、巫女の力に目覚めてなかったかごちゃん。
それにも関わらず、百足女郎を押し返した霊力の発現といい、四魂の玉を打ち砕いた矢の力といい、ここに「何か」ある。

もしかして、この時のかごちゃんの方が潜在的な「力」を出せていたかも。
何者かが施していたかごちゃんの力の封印が解けていた可能性も有り。
だから、タイムスリップしたとも。
解けてはいても、かごちゃんがそれに気付いていなくて使わなかったら、そんな力があるかどうかも判りません。
そして再度、封印された?

上記では、四魂の玉の「陰」つまり曲霊側が呼び込んだモノについて書きましたが、もちろん「陽」の部分が呼んだ者たちもいる。
それが、弥勒様や珊瑚ちゃん、今の力は小さくてもこちらサイドである七宝ちゃん。
犬夜叉は前回は陰に利用されたけど、今度は破邪のモノとして陽に導かれていると。

「四魂の玉」そのもののに関心がなかった、影響を受けなかった殺兄も今回はこちらの陣営に呼び込みたいと「何者か」が諮ったとしたら……。

それが今の、最終戦での陣営ではないかなと思うのです。

時代は「負」の時代。
玉は転がって穢れて、自分の分身である奈落のもとに帰りました。
奈落が感じる「無」は、自分の中に有る自分のものではない色んな感情や思考や思いを捨ててしまうと、そこに何も無い「自分」がいる事を知っているからそう思うのかもしれません。
誰かに「奈落」と認めてもらえないと、そこに存在しなくなるようなそんな哀れな奴。
闘い続けることで、誰かが自分を憎み続けてくれる事でしか存在できないとしたら、あの球形蜘蛛体の中で犬夜叉達と永遠に闘い続ける事が出来るなんて、奈落にとっては本当に幸せかもしれません。

今になって物語を振り返り、色々考えてみるとどこの場面にも「玉の気配」がそっと蜘蛛の糸のように張り巡らされていたのですね。
そう思ってみると、この物語は「闘う事」では終わらない物語なのではないかと思うのです。


➜ 2008.2・3合併号 534話「瘴気の矢」
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~ Comment ~

四魂の霊的パワーバランス

面白いですね~~!!!
これは、「玉の気配の感想」じゃなくって「犬夜叉作品論」ですよ!全編に散りばめられた「玉の気配」ということですね。
社さんの考察、レベル高っ!それでもって、想像力パワーも炸裂!
四魂の玉、曼荼羅に頂いたレスで、ひょっとしたらと思ってましたこの「四魂の玉の霊的パワーバランス」・・・「犬夜叉」の核となる流れに対するとらえ方!
私達、物凄く近いです~♪(≧▽≦)♪~。
>この場合の「闘い」そのものは、陰でしょうか? 陽でしょうか?
>翠子の願いである妖怪を「滅」する事は、本当にそのやり方が正しいのか? と言う、根本の所に戻っては行かないでしょうか。もし、その行為そのものが「陰」であれば、四魂の玉は常に「陰」のより近い位置にあるものなのでは、と考えたのです。
これなんか圧巻です。わくわくします。
かごめの位置づけも、目からうろこって言うか、桔梗と違い彼女は本来「バランス」する才能を持ってる?ってことでしょうか。
社さんがここまで詳しく辿ってくださったので、何かがほどけかかった気がします。
そして、四魂の玉の生々流転、現代と戦国時代の陰陽も踏まえて、論じてるところなどは、まさに卓見ですね!!
少し考えが違うのは、私の場合、「玉の中で拮抗する陰と陽が、時には一方が完全に外に存在してしまうのじゃないか」と思っているところです。
つまり、桔梗が清めていたときの玉は、「一点の曇りもなく浄められていた」(つまり社さん理論で言うと100%直霊(陽))
そのため、本来中に存在するべき「あまたの妖怪」のパワーは行き場を失って、外界にそのよすがを求めた。
それで、妖怪が沢山、四魂の玉をねらって回りに集まり、更には鬼蜘蛛が、桔梗の直ぐ側に近づくこととなった。
相当なポテンシャルで外界の曲霊に抗い、桔梗はその役を担っていたのでしょう。まさに「人であってはならない」程の。
彼女の犬夜叉への恋はその張り詰めた均衡を突き崩してしまった。犬夜叉は実は直霊(陽)的な存在だったから。
そんな意味で四魂の玉が仕向けたのは、むしろ鬼蜘蛛がもたらした「決裂(裏切り)による死」の方じゃないかと私は思ってるんですが。
>犬夜叉に~心を許してしまい、恋心と言う女の子らしい『欲』が芽生えてしまった。
でも、これも実に美味しいですね・・・「恋」はやはり欲ですか(うふふ)・・やっぱ美味し過っ!
桔梗は復活後、そのことを悟ったが故に、かごめから、玉をとりあげ奈落に渡した。
翠子の魂を取り込んだときに犬夜叉に「奈落が完全な四魂の玉を持った刹那、私が一気に浄化する。」といった事から桔梗の真意が汲み取れます。
それで、今回奈落が持った玉は「一度、出て行った曲霊が戻る隙もないほど(<オイどんなだ)奈落の邪気に満ちている」(つまり社さん理論で言うと100%曲霊(陰))
それなら、本来中にあるべき直霊(陽)はどこに行ったのでしょう。やはり・・・外界でしょう。
>「陽」の部分が呼んだ者たちもいる。それが、弥勒様や珊瑚ちゃん、~~殺兄も今回はこちらの陣営に呼び込みたいと「何者か」が諮ったとしたら……。
これこれ!その通りだと思います。玉は欠片になって徐々に奈落に集まったため外界の「陽」の陣営(!)も徐々に集まってきたんですね。
最初、荒々しい「妖狼」だった鋼牙も「陽」の陣営に最後は完全に入ってきましたよね。
今、ですから、四魂の玉の外に「陽」の陣営が力を倍化して詰め掛けてる。
真逆ですが、奈落の状態はカタルシス直前の桔梗の状態と酷似していることになります。
とすると、あとひとつ・・・張り詰めた均衡を突き崩す、決定的な要因があれば・・・!
奈落の真っ黒な四魂の玉に更なる邪気を与える→闇が決壊をおこす ・・・→   光が甦る!
お!おっ! 犬夜叉の妖怪化!
これかな?!これかもしれません。社さん。皆さん!
            又しても、犬夜叉!?! お前が堰を切って落とすのか。
(しのさん、奈落ってほんと犬夜叉に惚れとりますよね?<こんなとこで言うな)
明日、どうなるでしょう?
かごめの霊力が封じられた後もおすわりは発動していましたから(現代で電車を切ろうとした犬夜叉におすわり)やはりおすわりなんでしょうか?
いや・・・まさか、言霊の念珠が弾け飛んだりして!そしたら、絶体絶命・・・ですね。
かごめの強さは他者(仲間)を守る時に一番発揮されます。
今回、自分だけだから、しかも相手は犬夜叉・・・弱いかも゚・(ノД`;)・゚・
長々と書き込んでしまいました。失礼しました。
[2009/10/20 13:24]  ゆう  URL  [ 編集 ] ↑ページトップへ















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